紋別テニス協会 公式サイト

○●【初のクレー対決】●○

　会場となったテニスセンター・ノバクには「サポート・ツウ・ジャパン」のヨコ幕が揺れ、 東日本大震災への関心の高さがうかがえる。
　ロペスは、ビックポイントで勇敢にリスクを犯してでも攻めてくるタイプ。 サウスポーからワイドにくるフラットサービスは、現在エースの数が４位という好調ぶりを示している。 　対戦成績はジョコビッチが３－０とリードしているがいずれもハードコート。 クレーコートでの対戦は初めてとなる。

○●【ジョコビッチのユーモア】●○

　試合は、ジョコビッチのサービスでゲームが始まる完全なホーム状態に、ロペスがどこまで対抗できるかが焦点となる。
　序盤からロペスはドロップショットを多用し、前後に揺さぶりを試みるがポイントにはつながらない。 しかし大きなフォームから繰り出すスピン系のウィナーポイントを稼いでいる。 ジョコビッチもバックのダウンザラインで対抗し、一進一退を繰り返す。 　ゲンを担いでか、ジョコビッチは３日間ヒゲを剃っていないようで心なしかドロボーに見えなくもない。 しかし、関係者やプレスによると、会う人みんながジョコビッチを好きになるという。 サービス精神たっぷりな行動と人柄のせいだろうか。
　先月、ツアーの記者会見でブロンドロングヘアーのかつらをかぶり、 裏声でシャラポアのマネをして爆笑をかっていた。
　司会者が「今の彼女の意見について、何かご質問はありませんか。 あーそこのブロンドの女性」といって指名したのが当のシャラポア。 「ここで何をやってるの？これは私のインタビューよ！」といって詰め寄り、 会場を爆笑の渦にするなどのお茶目ぶりをいかんなく発揮している。

○●【快進撃は止まらない】●○

　試合に戻って第５ゲーム。初めてロペスはブレークポイントを迎えるが、 ３度のデュースを凌いだジョコビッチがキープして振り出しに戻す。 お互いブレークゲームがないままタイブレークへ突入し、ジョコビッチが１ｓｔセットを取る。 ここまで、ロペスのアンフォーストエラーは40本だ。
　試合が動いたのは２ｎｄセットの第３ゲーム。 何度もエース級のボールを必死で返すジョコビッチの気迫に押されてか、 ロペスが痛恨のボレーミスを犯してしまう。
　ここからはジョコビッチのペースでロペスのサービスをことごとくブレークした。
　結果は７－６、６－２でジョコビッチが連勝を27に伸ばした。 しかも、５大会連続の優勝と快進撃は止まらない。

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　　次回は、ダブルスの名手ブライアン兄弟が登場するウィンブルドン２０１１。
準決勝だったかな・・・？。 相手は、サッカー解説のジョンカビラに似ているジモニッチとロドラ、・・・。