紋別テニス協会 公式サイト

○●【５時間を経過、壮絶なゲーム！！】●○

　ファイナルセットの第４ゲームは、40ー30からジョコビッチが高い位置から直線的な 逆クロスザラインでエースを奪い ２－２とキープ。ここまで５時間を経過している試合は頂点の対決に会場は大興奮。
　第５ゲーム、チャレンジを成功させたナダルがキープし３－２。　 きわどいボールのジャッジにお互い駆け引きでチャレンジを使う。その度に 会場から歓声とため息が交差する

○●【ジョコビッチのオーラ】●○

　疲労のためか、粘りに徹し始めたきたナダルがブレークポイントで ジョコビッチのミスを誘いこのゲームを物にする。４－２。
　緊張感溢れる攻防の末、今度はジョコビッチがブレークバックで３－４。
　トスをつく回数が増え、次第に集中力を上げるジョコビッチ。時に笑顔を見せながら 次の展開を狙う目はランキングＮｏ.1にふさわしいオーラさえ漂わせている。４－４。 　互いにキープを保ち迎えた第11ゲームに決着の予感が・・・。 　珍しいことに、ラケットの根元にあたってしまったナダルのスライスがネットを越えず ６－５となり、いよいよ瀬戸際まで追い詰められた。

○●【６時間の果て、朝方の勝利】●○

　ついに、ジョコビッチがサービングフォーザチャンピオンシップを迎えた。
　最後まで強いフィジカルとメンタルをキープながら 逆転で許したブレークポイントを凌いだジョコビッチが、 ５－７、６－４、６－２、６ー７、７－５で グランドスラム３大会連続優勝を飾った。
　試合が終わったのは深夜のほぼ３時近く。開始から６時間になろうとしていた。
　全豪最長の試合、これを機にナダルはツアーでジョコビッチに ことごとく敗れる。　　通算７度目の優勝を果す赤土の全仏まで・・・

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　　この大会、ナダルはスピーチで開口一番「みなさん、おはようございます」 と話し、少しはにかみながら疲れた表情を浮かべた。
　　熱心な観客とジョコビッチのプレーを称えるとともに、自身のチームにも感謝の言葉を述べ、 穏やかに敗戦を受け入れているようにも思えた。
この一戦で自信を深めたジョコビッチは、全英のセミファイナルまでNo.1の座を譲らない。