紋別テニス協会 公式サイト

　　＜Rakuten Japan Open Tennis Championships　2012　有明＞
男子テニスの楽天ジャパンオープンは７日、有明テニスの森公園で決勝が行われ 、錦織圭が大会初優勝を飾った。o(ﾟДﾟ)スゴイ
○錦織圭　７ー６、３ー６、６ー０　●ミロシュ・ラオニッチ（カナダ）

○●【ゾーンに入った日本のエース、冴えるダウンザライン！！】●○

　ツアー選手がよく口にする「あの選手はゾーンに入っている」という言葉は、日本語にすると 「絶好調」、「バカ当たりして手がつけられない」などに近いが、 「何か（技術やタイミングなど）を掴んで、全てのショットが意思通りに反映されている状態」を指す。

　セットオールで迎えた第３セットは、錦織が第２ゲームをドロップショットでブレークしてから 自身のサービスをキープして３ー０とリードする。

　錦織のキレのいいダウンザラインが冴え、ことごとくストレート抜いていく。厳しい連戦の疲れか、 フットワークに切れがなくなるライオニッチ。
　第４ゲームは、ライオニッチがダブルフォルトを犯しデュースとなる。しかもそこから錦織が２本のエースを放ちついに４ー０。 　イヤがおうにも観客の期待が膨らむ　
　錦織はストローク戦で相手を振り回し、常に優勢に立つ。そして５ー０。

　

○●【遂に来た、待望のマッチポイント！！】●○

　第６ゲーム、ライオニッチのサービス、最初は２０２キロのフラットで１５ー０。
　続いて錦織のなんでもないリターンをネットにかけ１５オール。
　ドロップショットで相手を揺さぶり３０ー１５。
　打ち合いから勝負にでた錦織がフォアのダウンザラインを放つ。ライオニッチが見送りチャレンジをコールするが結果はインで 会場がどよめく。来た！待ちに待ったマッチポイント。
　しかし、ここからライオニッチが踏ん張りデュースが続く。

　アドコート３度目のマッチポイントで、ライオニッチのファーストがアングルへ入る。 スライスのロブで凌ぐがチャンスボールが相手のコートへ返って行く。 「またデュースか」と、会場が思った瞬間、フォアのスイングボレーがネットにかかりゲームセット。 ７ー６、３ー６、６ー０で錦織が４年ぶりとなる、ツアー２勝目を地元日本で達成した。
　錦織のスポットライトに照らされた感極まった表情と丁寧な英語に、 これから続いていく快挙への幕開けを見た。