紋別テニス協会 公式サイト

　　＜ 2012 SHANGHAI ROLEX MASTERS 1000　上海＞
　　 　　 ２０１２年１０月９日錦織圭が大会初優勝を飾った楽天ジャパンオープンの翌週。 相手はワイルドカードで出場　中国ナンバー２ウー・ディ　１７９位 先週ツアー２勝となる楽天オープンの優勝で最新のＡＴＰランキングは１５位 は自己最高となる。o(ﾟДﾟ)スゴイ
○錦織圭　６ー２、６ー４　●ウー・ディ（中国）

○●【漂うトップ選手の貫禄！！】●○

　今や世界の工場となった中国。GDPでは、日本を抜いて世界第２位となった高い経済成長率を背景に スポーツの分野にも力を入れ始めた。
　ロンドンオリンピックでのメダル数の躍進のほか、女子テニス界では李郷リネイが２０１１年フレンチオープンで アジア人としては初のグランドスラムタイトルをとるなど着実に成果を見せてきている。
　そういえば、マイケルチャンが１９８９年に17歳３ヵ月の史上最年少で優勝しているが彼はアメリカ人。

　

○●【ツアー勝利の影に潜む疲労！！】●○

上海ロレックスマスターズ１０００は賞金総額３５３万１６００ドル。 　
コートに登場した日本のエースは、トップ選手に名を連れねる貫禄が漂い心なしか大きく見える。　
　試合はウーの粘り強いストロークとカウンターでどこまで錦織に挑めるかが鍵となる。 　何かを確かめるようにフルスイングで打ち切る錦織のショットがウーを振り回す。 ウーは反撃を試みながら何本かポイントを取るが、これといったチャンスをつかめないまま。
　１stセット２ブレークアップの４ー１で錦織がトレーナーを呼び左ふくらはぎをマッサージする。
　ウーも時には柔らかく切り返すテクニックを駆使し非凡さを感じさせるが、錦織の優位は動かない。 外国でも一層存在感を増した錦織が６ー２で先行する。
　２ndセットは一転キープ合戦となる。しかし錦織が試合時間１時間１２分のラリー戦を余裕で勝ち上がった。
　２回戦は楽天オープンの疲れからか、足に不安を感じ敗退した。

　今年４日、ブリスベン国際男子準々決勝では安定したプレーで勝ち上がり、 第１シードのＡ・マレー（英国）を相手に序盤４ー１と圧倒していた。しかし、 また足に不安を感じてスキップした。
　現在は順調に回復し、全豪に向け現地で調整中との連絡が入っている。 激戦の疲れからくる怪我と向き合いながら、ランキング維持のために頑張る選手らは本当に大変だ。